機械式駐車場 維持vs平面化の収支比較シミュレーター
機械式駐車場の「リニューアル」と「平面化」、どちらが経済的に有利か。長期的な収支をシミュレーションして比較します。
必須 は入力必須項目です。
基本設定
シミュレーションの基本となる駐車場の数と期間を設定します。
対象とする機械式駐車場の基数(装置の数)を選択してください。
収支比較を行う年数(1〜50年)を入力してください。
シミュレーション結果
指定された期間と条件に基づいた収支計算の結果です。
累積収支グラフ
全体比較:累積収支の推移
取扱説明書
本シミュレーターはβ版です
本シミュレーターは現在、試験運用中のベータ版です。そのため、機能や計算ロジックは予告なく変更される可能性があり、計算結果に誤りが含まれる場合もございます。
計算結果は、入力された情報に基づく試算であり、その正確性を保証するものではありません。あくまで、意思決定における参考情報の一つとしてご活用いただき、必要に応じて専門家にご確認ください。
1. はじめに:このシミュレーターで出来ること
このシミュレーターは、お持ちの機械式駐車場について、「現状のまま維持・更新」する場合と、「平面化(駐車場をなくし、平置きにする)」する場合の、長期的な収支を比較・検討するためのツールです。
複雑な将来の計画も、2つのシナリオ(パターン)で比較することで、経済的な観点から最適な選択肢を見つけるお手伝いをします。
2. ご利用方法:3ステップで簡単シミュレーション
ステップ1:基本情報を入力する
- 検討する駐車場の基数を選択してください
シミュレーションの対象となる機械式駐車場の「基数」を選択します。選択した数に応じて、詳細情報を入力するフォームが表示されます。
【!】1基とは:1台(1車室)分ではなく、1つの機械式駐車場装置を指します。 - シミュレーション期間(年)
比較したい収支の年数(1〜50年)を入力します。
ステップ2:各駐車場の「現在」と「未来」を入力する
表示された各駐車場のフォームに、具体的な情報を入力してください。
現在の機械式駐車場の情報
現在の駐車場の状況を入力します。
- 料金設定:月額料金、総台数、空き台数を入力します。上段と下段などで料金が異なる場合は、「+ 料金設定を追加」ボタンで複数設定できます。
- 駐車場の種類:選択すると、国交省のガイドラインに基づいた修繕費が自動で設定されます。
- 点検費用:費用を把握している場合は、1回あたりの点検費用と年間の点検回数を入力してください。(任意項目)
シナリオ1・シナリオ2の設定
将来の計画を2つのパターンで設定し、比較します。
- イベントの追加:「+ イベントを追加」ボタンから、「リニューアル(更新)」または「平面化」の計画を追加できます。
- イベント情報:「何年後に」「いくらで」工事を行うかを入力します。
- 工事後の情報:イベント発生後の料金設定や、維持費(点検費や定期修繕費など)を入力してください。
入力のヒント
必須 マークが付いている項目は入力必須です。不明な項目や、該当しない任意項目は空欄のままでも計算できます。
ステップ3:「計算を実行」して結果を確認する
すべての情報を入力し終えたら、「計算を実行する」ボタンをクリックします。ページ下部に計算結果が表示されます。
- 判定結果サマリー:どちらのシナリオが経済的に有利か、一目でわかります。
- 全体比較表:年ごとの累積収支の推移を確認できます。各年をクリックすると、その年の収入・支出の詳細な内訳が表示されます。
- 結果をCSVでダウンロードする: 計算結果の表の上部にある「CSVダウンロード」ボタンをクリックすると、シミュレーションの詳細な内訳データをCSVファイルとしてダウンロードできます。このCSVファイルには、Excelの計算式が含まれています。これにより、Excelなどの表計算ソフトでファイルを開き、各数値がどのように算出されたかを透明性をもって確認したり、ご自身でさらに詳細な分析を行ったりすることが可能です。
3. ご注意いただきたいこと
【重要】シミュレーションはあくまで「判断材料の一つ」です
- PCでのご利用を推奨 本ツールは、画面の大きいPCでのご利用に最適化されています。スマートフォンなどの画面が小さい端末では、一部の表示が崩れたり、操作がしにくくなる場合があります。
- 経済性以外の視点も大切に 本ツールは経済的な比較に特化したものです。実際の意思決定にあたっては、利用者の利便性、将来の需要予測、安全性の確保など、様々な要素を総合的にご検討いただく必要があります。
- 入力情報の正確性 入力された数値が不正確な場合、シミュレーション結果も実態と乖離する可能性があります。エラーメッセージが表示された際は、入力内容を再度ご確認ください。
- 結果の正確性の非保証 本シミュレーションの結果は、入力された数値と一般的なデータに基づく試算であり、その正確性を保証するものではありません。あくまで意思決定のための一つの参考資料としてご活用ください。
4. 計算の仕組みについて
収支の計算式
本シミュレーターは、以下の式に基づいて年間の収支を計算します。
年間収支 = 年間収入 - (維持費 + イベント費用)
- 年間収入:
(総台数 - 空き台数) × 月額料金 × 12ヶ月
- 維持費:
修繕費 + 点検費 + 定期修繕費
- イベント費用:
リニューアル工事費 または 解体工事費(該当年のみ)
修繕費の自動設定
「駐車場の種類」を選択すると、以下の月額修繕費(円/台)が自動で適用されます。
駐車場の種類 | 月額修繕費(/台) |
---|---|
2段(ピット1段)昇降式 | 6,450円 |
3段(ピット2段)昇降式 | 5,840円 |
3段(ピット1段)昇降横行式 | 7,210円 |
4段(ピット2段)昇降横行式 | 6,235円 |
エレベーター方式・垂直循環方式 | 4,645円 |
その他 | 5,235円 |
※これらの修繕費用は、国土交通省「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」のデータを参考に設定しています。